かめんのこくはく

天皇陛下記者会見報道に見る日本メディアの臆病な沈黙ぶり(木走日記)http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20051226

正直、産経は意図して次の箇所を要約記事からはずしていると感じられます。

 質問1に対する天皇陛下のご回答の結語部分・・・

日本は、昭和の初めから昭和20年の終戦までほとんど平和な時がありませんでした。この過去の歴史をその後の時代とともに、正しく理解しようと努めることは日本人自身にとって、また、日本人が世界の人々と交わっていくうえにも、極めて大切なことと思います。戦後60年にあたって、過去の様々な事実が取り上げられ、人々に知られるようになりました。今後とも多くの人々の努力により、過去の事実についての知識が正しく継承され、将来に生かされることを願っています。

 ここの部分はかなり踏み込んで発言された部分であり、今回の記者会見の内容の中でも天皇陛下ご自身の考え方をおのべになられている大きな比重のある箇所なわけですが、なぜか産経は触れていません。


あくまで「新しい歴史教科書をつくる会」であって「正しい歴史教科書をつくる会」ではないんだよ!という理解で良いのでしょうか。