日本民主主義人民共和国化計画

在留特別許可:高崎イラン人一家…法相が認めない意向示唆 (毎日新聞 2006年11月21日)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061121k0000e040046000c.html

「人道、人権だと言えば、何でも法律を破っていいということにはならない」

えーどこの民主主義人民共和国の幹部の発言かと思ったら我が日本国の法務大臣の発言ですかイタタタ・・・
自分は、そもそも日本の法律ってのは人道、人権にもとづいて作られたもので、最高裁は人道、人権的に問題ないと判断したからこそ、そういう判決をだしたんだと思ってたんですけど、法相の認識はなんか全然違うようで。
この場合「最高裁の判断は人道、人権的にも問題ないと考えております」って言うのがスジでしょ。法相の言い方だと「人道、人権的には問題アリだけど法律だからしようがないっしょ」ってふうにとれちゃうよ。
最高裁を擁護してるようにみえて結果的に法相の発言は最高裁の判断(というか日本の法律そのもの)を貶めてるってことに気が付いてるのかなあ。
というか実は法相の言いたい事は全然違ってて多分「人道、人権」のとこには別の言葉が入るのが適当なんだと思う(例えば「人情」?)。だけど公の場での法務大臣としての発言としてはいくらんなんでもうかつすぎっていうか大臣の「人道、人権」に対しての認識が透けて見えるっていうか。
いややばいでしょこれまんま翻訳されたら海外の人とかどう思うんでしょうね。
「何でもいいから日本でだけは裁判とかうけたくねー」とか?それはそれで不良外国人が入国しなくなって万歳!なーんてまともな人も来日しなくなりそうですけど。
へたしたらこの間の外相の「核議論発言」なんかよりよっぽどやばいんじゃないかと思ったんだけど、なんか世間の反応、全然うすいような・・・

レイプ被害の女性を罪に問う「悪法」改正へ パキスタン (2006年11月21日)
http://www.asahi.com/international/update/1121/014.html

この記事のイスラム原理主義政党の人とかが言いそうなんですけど
「人道、人権だと言えば、何でも法律を破っていいということにはならない」